絶頂期1980年のアン・バートン・・・・・
今は亡きオランダの国民的シンガー、アン・アンバートンが母国に残した幻の音源が世界初リリース。
大反響の『ラフィング・アット・ライフ』に続くNISV Archives第2弾!
優しく温かみのある歌声で多くのヴォーカル・ファンを魅了したアン・バートンが生前に残した、これまで全く未発表だった素晴らしいパフォーマンスの数々を世界に先駆けてリリース!オランダ・サウンド・アンド・ヴィジョン協会(NISV)の膨大な資料保存庫からプロデューサー、ピート・トゥレナールによって発掘されたこれらの録音は1966年から1988年にかけての放送音源延べ43曲に及ぶ。
今回発売されるのは、昨秋発売され話題となった「ラフィング・アット・ライフ」に続く第2弾として母国オランダのフリント劇場での公開放送とラジオ局VERAのスタジオで収録された、いずれも1980年の放送音源によるアルバム。
『1989年に56歳で逝去してから丸21年。しかし近年のアン・バートンに対する再評価は、年月の経過を感じさせないほどの高まりを見せている。~ポップ曲よりもスタンダードを中心とした選曲でバートンの魅力が全開になった本作は、ファンにとってまた1つ増えた宝物となることだろう。』
・・・・杉田宏樹(ライナーより抜粋)
『アン・バートンの歌声は想い出を呼び醒ます。“Come in from the Rain”“New York State Of Mind”のような比較的新しい曲を歌っても、何故か古いジャズソングのように聞こえる。聴き手に何も押しつけない、限りなく慈愛に満ちた語り口。驕らず、気負わず、有るものだけを受け入れてきたひとの歌なのだと、今になってわかる。 ビリー・ホリデイを敬愛していたアンの歌う「覚えているわ、愛していると言ったこと。そして祈ったわ、貴方が永遠に私のものでいるようにと」という“Did I Remember ?”を聴くとせつなさが込み上げる。「ジャズ」と「ジャズ・ヴォーカル」の違いを最も如実に示してくれたのが、アン・バートンなのかも知れない。』
・・・大橋美加(ライナーより抜粋)
尚、Archivesの残り14曲を収めたアルバムは第3弾として2011年夏にリリース予定