エスペランサ、ニッキ・パロットに続く、歌うベース・プレイヤー、フェイドラ登場!
2011年の東京JAZZでマイク・デル・フェロー・トリオのメンバーとして来日し、女性ながらもその卓越したベース・ワークで聴衆を沸かせたオランダのシンガー&ベース・プレイヤー、フェイドラのデビュー・アルバム。チック・コリアのヒット曲「クリスタル・サイレンス」やジャズ・スタンダード、そして素晴らしいオリジナル・ソングをグルーヴィーなベース・ワークと軽やかな歌声でクールにプレイ。バックには女性リード奏者、スザンヌ・アルトやキーボード奏者、ストームヴォーゲルなどフレッシュなオランダの若手ミュージシャンが強力サポート!
“フェイドラという名前の若くて才能溢れるベース・プレイヤーと共演できたことを光栄に思っています。彼女は本当に私を驚かせました。素晴らしい音色と完璧なタイミングだけではなく、近い将来国際的なスターになるために必要なガッツと熱意、多様性、それに高度な技術まで彼女は兼ね備えていたのです。私にとって明らかなこと、それは彼女がそれを実現させるということです。" ・・・ハンス・ダルファー
“ウッド・ベースを堂々と操り、それはジャズ的飛翔感を的確に呼び込む。また、曲によってはエレクトリック・ベースを彼女はぐつぐつ弾く。そちらには確かなグルーヴもあり、その使い分けはとても必然性を持っていた。わー、こんなに基本を押さえつつ、臨機応変にベースを扱える使い手もいたんだ! ちょっとした発見であり、ぼくはとても感心した。"・・・佐藤英輔 (ライナーより)
プロフィール
本名:フェイドラ・クワント。1979年オランダのローゼンダール生まれ。幼い頃からすでに歌やピアノを楽しんでいたが、6歳の頃には作曲も始める。8歳からチェロを始め、12歳でエレクトロ・ベースに転向。それから様々なバンドや音楽プロジェクトなどで演奏をこなし、また作曲活動も並行して続けていくなかで、プロ・ミュージシャンの道に進む気持ちが固まっていった。グラマー・スクールを卒業した後、彼女はアムステルダム音楽学校へ進み、そこでエレクトリック・ベースとダブル・ベースを様々な教師の下で学び、リチャード・ボナやクリスチャン・マックブライドなど国際的な名プレイヤーによるレッスンやワークショップにも積極的に参加して学んだ。そして2004年にオランダで初めてのエレクトリック・ベース女性修士号取得者として卒業している。卒業後は様々なバンドでの演奏や楽曲提供などで活躍、エドウィン・ロットンやハンス・ダルファー、キャンディ・ダルファーなどとも共演している。